都大会も難なくクリアしていく青学・・・・・
3人のことについて
「よっしゃ〜!都大会も優勝だ!!」
大きなガッツポーズを見せ付ける桃城。
「大袈裟すぎ・・・氷帝と当たっても準レギュだったじゃない。
油断しすぎ・・・」
そんな桃城には指摘する。
「ああ。の言うとおりだ・・・」
海堂はふしゅ〜と息を吐きながら言う。
「そうっすね。正レギュラーっていえば日吉さんとあのデカイのしかいなかったし・・・」
「関東大会じゃ、全員正レギュで来るね・・・氷帝は・・・」
「油断出来ないな」
「そうだね・・・ていうより去年より楽になったよね・・・向こうは鳳と日吉、樺地除けば
弱いし・・・」
中等部メンバーはもう、関東大会に向けて頭を切り替えていた。
一方・・・・
「大石!!この調子で関東大会も頑張ろうにゃ」
「ああ、もちろんだ」
なんとゴールデンペア、都大会ダブルスの部で優勝。
そして・・・・
「またしても手塚にやられたな・・・」
シングルスの4人はというと・・・・・
乾が総合5位、橘が3位、不二が準優勝、手塚が優勝したのだ。
「でも、4人とも関東大会への切符を手に入れたんだし・・・」
「そうだな。決着は関東だな」
「ああ」
さて、ここで思いません?なぜ、跡部さんや千石さんがいないのか!?
実は・・・・・
「残念だな〜。山吹高は個人で出れないんだもんな〜」
「何故、俺様が個人ででれないんだ!?ああ〜ん!?」
とこのように、山吹、氷帝、ルドルフは個人での参戦はなかったのだ。
「「納得いかない!!」」
はい、この2人は無視して・・・・・
「秀ちゃん、おめでとっ」
が微笑み満点で大石を祝った。
「ありがとう、」
「〜〜〜っ!!やったよ〜」
嬉しさのあまり、菊丸はに抱きついた。
「おめでとっ。だから離れて」
「イヤにゃ〜〜」
「惜しかったね・・・」
「仕方ないよ・・・手塚、容赦ないんだから」
そういい、不二は手塚に目線を合わせる。
「当然のことをしたまでだ」
手塚は不二の視線を逸らしながら、そう言う。
「そういえば、人数が少なくないか?」
乾が周りを見渡しながら、そういうと・・・
「と、、さんがいないな・・」
橘がいないメンバーの名前をあげて言った。
「あっ、は中等部の方に行ってる・・・・
は・・・・」
がそう言いかけると、手塚は
「知っている。あいつは『全国高校Sound選手権』の第1次予選に出ている」
腕を組み、語った。
「とは、の応援に行ってる・・・・」
がそういうと、中等部メンバーとが合流した。
「おっ、そっちはどうだった?」(橘)
「勝ちましたよ・・・ていうか弱すぎ・・・」(伊武)
「深司・・・俺たちが優勝しました」(神尾)
「そうか・・・関東も油断せずに行け」(手塚)
「もちろんっスよ!!全国2連覇、成し遂げてみせます」(桃城)
「ミクスドも、良い形に仕上がってきています」()
「今年はベストメンバーが揃って、負ける気しません」()
「頼もしいな・・・頑張れよ」(大石)
「っす・・・・」(海堂)
「ところで、手塚先輩たちはどうだったんすか?」(越前)
越前の問いかけに、乾がノートをパラパラとめくりながら語り始めた。
「まず、ゴールデンペアはダブルスの部で優勝した。
シングルスは相変わらず、手塚が優勝、不二が準優勝。それに続き橘、俺だ。
それぞれ関東大会への切符を手に入れた」
語り終えると、パンッとノートを閉じる。
「ねぇ、手塚君・・・・」
の問いかけに、「なんだ?」と答える。
「ちょっと話があるの・・・のことで・・・」
の名前を出た途端、眉間に皺を寄せる。
「解った・・・ここでか?」
「ここじゃ、ちょっと・・・やたちにも話そうとは思うけど・・・
リョーマや、桃城君たちはあのことを知らないし・・・」
がそう呟くと、「オレがなに?」と越前が問いかけてきた。
「リョーマ!?」
「手塚先輩と何、話してんの?まさかオレに内緒話?」
「その・・・・」
「話せないわけ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
はどういっていいのか戸惑ってしまった。
「どうなのさ?答えてよね・・・」
2人の会話に、周りはなんだ?と騒ぎ出す。
「、どうしたの?喧嘩・・・?」()
「イヤ・・・・そんなこと・・・」()
「じゃあ、何?」()
「がオレに内緒で、手塚先輩と何か話してた。で、オレが何はなしてるの?って
聞いたら、黙るし・・・」(越前)
「手塚とが?」(乾)
「手塚・・・まさか、浮気?」(不二)
「ええ〜〜!!あの手塚が浮気かにゃ!?」(菊丸)
「おい、英二・・・不二もやめろよ・・・」(大石)
「お前ら・・・・」(手塚)
「な・なんかやばくねーか・・・?」(桃城)
「う・うん・・・手塚先輩、かなりキてるね・・・」()
「ふしゅ〜〜〜〜」(海堂)
「そんなことより、越前。先輩だって話せないこともあるんじゃないの?」()
「そうだよ!!あんまり問い詰めると、嫌われるよ。越前」()
「んなこと、どうでもいい。答えてよ!!」
さらに追い詰める、越前。
「手塚君・・・」
はとうとう手塚に助けを求め始めた。
手塚はため息を1つつくと、「移動するぞ」そう言い、移動し始めた。
それを追う、17人。
人気の無い広場に着くと、手塚はある話をし始めた。
その話とともに、の表情が暗くなっていく。
そして、何も知らなかった、越前、橘、神尾、伊武、桃城、、海堂、は唖然。
「そんな事が・・・」(橘)
「女って恐いッスね・・・」(神尾)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブツブツブツ」(伊武)
「薄々は知ってましたけど、まさか先輩たちだったなんて・・・」()
「話題にはなったけど、名前まで出なかったもんね」()
「ああ・・・・」(海堂)
「にしても、おっかねーな。おっかねーよ」(桃城)
「本当・・・そんな人がいたなんて・・・」()
「ふ〜ん・・・それで内緒話ってこと?」
「だって・・・話したら・・・」
「もう、いいよ。言いたくないんでしょ?」
「リョーマ・・・」
「ってかを虐めてた奴ら、ムカツク・・・」
そういいながら、越前はムスッとする。
「もう終わったことなんだから・・・」
「そうだけど・・・あいつらに先輩同様、契約書書かせようかな・・・」
「リョーマってば・・・」
「でも、。この話するなんて・・・」()
「やっぱりが話してきたことと・・・・」()
「うん・・・・あれ以来、なんかが異様に警戒してるから・・・
手塚君なら解ると思ったんだけど・・・・」
そう言いながら、は手塚の顔を見る。
「いや、だけじゃないぞ」
手塚の答えを待っているときに、乾が話し出す。
「ここにいないともそうだ・・・3人で何か隠しているようでな。
俺もそれなりに気になってね。データを集めたんだが・・・まだ不足でね・・・」
「手塚、どう思う?」
不二が問いかけると、眉間に皺を寄せながら
「あいつは普段のように振舞っているが、何かあったんだろうな・・・
メガネが壊れたあの日から・・・探る必要がありそうだな・・・」
手塚の言葉に、高等部生はコクリと頷いた。
その頃・・・・・・
「ちゃん、第1次予選突破だね」
「うん・・・・」
「なんか元気あらへんな・・・疲れたん?」
にそういわれ、首を横に振った。
「そんな事無いよ・・・緊張してただけだから・・・・」
そういい、は携帯を広げた。
そこには1通のメールが入っていた。
『送信者:
件 名:予選終わった?
本 文:そろそろ予選終わった頃だよね?お疲れ様。
テニス部全員、関東大会への切符を手にしたよ。教えておくね。
それで、これから河村君の家に行くんだけど、3人もおいでよ・・・』
「どうするの?」()
「行っても良いけど・・・・」()
「なんか居ずらいよな〜」()
の言葉にウンウンと頷く2人。
「でも、拒否したらおかしいと悟られるし・・・・行こうか?」
「そやな・・・でもなんでタカさんちなんや?」
「さぁ?」
2人は悩み始めるが、がすぐ答えた。
「河村君の家はお寿司屋さんなの。いつもテニス部が優勝するとあそこで祝賀会するのよ」
「5へぇ〜」
「なんか、少ないね・・・ちゃん」
そう言いながら、3人は会場を後にした。
そんな3人を睨む?ような視線を送っている約1名・・・・・
「・・・今年こそ・・・・・・」
はい、テニス部メンバー&彼女’sはもうかわむらすしにいた。
「お寿司、おいしいvv」()
「それも優勝したあとだしね・・・」()
「でも、私も一緒にいいんですか?河村先輩・・・」()
「構わないよ・・・毎回の恒例なんだし。いっぱい食べてね」(河村)
「はい」
「、まだかな・・・」()
「そうだね・・・」
がそう言いながら、携帯を出すとタイミングよく着信音が鳴り始めた。
「って言っているうちに、からメール」
そういい、メールを開く。
『送信者:
件 名:今、青春台についた
本 文:今から、そっちに3人で行くから・・・・
15分くらい掛かると思う・・・』
「もうすぐ、来るって」()
「ほんで、3人に話し掛けるの?」(菊丸)
「さすがにいきなりは無理だろ」(大石)
「そうだね・・・それにさんが軽く流してしまいそうだしね・・・」(不二)
「ああ。その確率は高い」(乾)
それから数十分後・・・・・
「こんにちは〜」
、、がやってきた。
「!!どうだった、予選?」
がすぐにに問いかけてきた。
「凄いんやで・・・。1次予選、トップで通過しよったんで」
「それもかなりの大差を開いて・・・」
それから、かわむらすしで騒ぎ解散したのであった。
結局、3人にあの話を仕掛けなかった・・・・
あとがき。
さて、シリアスがどんどん皆に察してきました。これ以上の巻き込まれはないんですが、
手塚たちがとうとう動き始めました。やっぱり心配だもんね・・・
さてさて、気づけばタカさんの出番が少ない・・・ヤバッ(滝汗)
アンド、手塚彼女を意識するオリキャラが・・・登場はしたんですが、名前はまだ考えてません。(をい)
まっ、いずれ公開しますので・・・・
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気軽に書き込んでいってください。よろしくお願いします。
著者:瀬川音符
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